10月3日に、南富良野小学校で演奏してきました。
そう、あの台風10号の甚大な被害があった所です。
空知川が氾濫して濁流が町をのみ込みました。
テレビでその様子を見ていた私は、2、3年前に演奏に行った幾寅小学校のことを思い出し、
幾寅という地名を聞いた時にはとても心配でした。
富良野でメセナ活動をしていらっしゃる篠田さんからのご依頼で毎年小中学校で演奏していますが、
今年も急に南富良野小学校で、ということになりました。
幾寅小学校がもう1校と統合してできた新しい小学校で、避難所になった所でした。
行っても大丈夫だろうか、という不安がありましたが、会場に入ったとたんにそんな不安は消えました。
元気で反応の良い、明るい生徒さんたちでした。
1年生から6年生まで約80名。1時間半があっという間に過ぎてしまいました。
本当に楽しかった!みなさん、ありがとう!!
お家に帰ったら、まだ元の生活に戻れなくて大変なこともたくさんあると思いますが、
頑張ってくださいね。
みんなの笑顔で、お父さんお母さんにたくさんの元気をあげてください。
町にはまだ傾いたままの建物、流木、泥だらけの場所、えぐれた道路など、
災害の爪痕がたくさん残っています。
その反面道路も通り、町の方々、ボランティアの方々の一生懸命な復旧活動も
着々と進んでいるとのことです。
ヴァイオリンを弾くことしかできない私。みんな毎日歌を歌ってね。
夜は富良野町「カフェあかなら」でのコンサート。
1年に1度お会い出来る懐かしい方々との再会はとても心温まるひと時でした。
暖炉では暖かい火がパチパチと燃え、ヴィヴァルディ「四季」の「冬」第2楽章にぴったりでした!!!
篠田さんはじめ、富良野の皆さんに心から感謝しています。
素晴らしい1日を、ありがとうございました。